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VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】発声をする時息を吸いすぎていませんか?

2022/01/22
歌う前、発声練習をする前に声が裏返ってしまう方は必見!!

声を出す上で息がよく保つ方がいいというのはみなさんわかると思います。
例えば歌の中で長いフレーズがあった場合、
息が保てば苦しくならずに歌い切れますよね。

なので声を出す前に「息をたくさん吸った方がいい」
と思っている方は多いと思います。

現にそういうふうに思っている生徒を
レッスンの中でたくさん見てきましたし、
中にはトレーナーの方でも
たくさん息を吸った方がいいと教える方もいます。

では息というのは本当にたくさん吸った方がいいのでしょうか?

話は少しだけ変わりますが、
レッスンをしている中で面白い現象が起こることがあります。

以前ある生徒のレッスン中、
ロングトーンの練習をしている時に、
二小節はブレずに綺麗に伸ばせるようになったので、
次は四小節伸ばしてみましょうとなりました。

そしてその生徒がピアノに合わせて声を出そうとしたときに、
声を出す一番始めの所で声がひっくり返って出なくなる現象が起きました。

単純にロングトーンの長さは倍になっているので、
フレーズの最後の方で出なくなるのはわかります。

そうではなく一番始めの部分で声が出なくなる人が、
割とたくさんいるということです。


これはスケール練習などでもある現象です。
一番高い音ではではなく一番低い音が出なくなるということです。


この二つの現象には共通の原因があります。

それは「歌う前に準備をしてしまっている」というところです。

「長いフレーズを歌わなきゃ!」「高い音を出さなきゃ!」
と思ってしまうと人というのは本能的に身構えてしまいます。

そしてその時に息をたくさん吸い過ぎてしまうということです。
息をたくさん吸ってしまうと上半身がかなり力みます。

それにより最初の音が出なくなるというわけです。

人間の肺というのは息を吸わなくても十分酸素が入っています。
その自然に入っている空気を正しく使えば、
高い音も長いフレーズも大きな声も出せます。


呼吸に関しては今まで様々な動画を出してきていて、
呼吸の基本は出した分だけ戻すというものなのですが、
高い音や長い音を出そうと思うとその基本が崩れてしまう方はたくさんいます。

しかしこの息を吸い過ぎるという意識を変えるだけで、
かなり改善されることが多いです。


正しい発声というのはあまり息を使わなくても出せます。

おそらく多くの方は
歌う時に息をたくさん吸った方がいいと思っていると思うので、
これを機に日々のボイトレの中で発声をする時に、
正しい呼吸を意識して発声してみてください。

詳しくはこちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。