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【動画】「い」を使った高音の発声

2022/01/26
「い」の高音発声の攻略法

高音を発声する時に、得意な母音と不得意な母音がある方はたくさんいます。

例えば「あ」だとC5まで出せるのに「い」になると途端に出なくなる方。
こういう方は非常に多いです。

中には「い」の方が出しやすいという方もいますが、
今までボイトレのレッスンをやってきて思うのは、
「あ」よりも「い」が苦手という方の方が断然多いです。

よくあるのがサビの高音で1番の母音は「あ」なのに対して、
二番の同じ部分の母音が「い」になっていて、
二番だけ出ないというパターンです。


これは前述した通り母音による得意不得意がそうさせています。

なので今回はその攻略法についてお伝えします。

人間の器官の中で音程を司る部分は声帯という部分ですが、
その声帯を鍛えようとするだけでは高音は出るようになりません。

確かに声帯を鍛えることも重要ですが、
それと同じくらい「響き」に対する認識も重要になってきます。


そもそも「あ」だと出るのに「い」だと出ないということは、
声帯の問題だけではないということがわかると思います。

つまり「あ」の口の中の形だと出しやすく、
「い」の口の中の形だと出しにくいということになります。

これを解消するには
できるだけ「あ」の空間を維持しながら「い」を出すことが重要になってきます。


そのためには「あ」と「い」を交互に出す練習をすると良いでしょう。

よくある発声練習のフレーズにドレミファソファミレドというフレーズがあります。
まずはそれに合わせて「あいあいあいあいあ〜」と発声してみてください。

ここでポイントなのは、
口の中の形ができるだけ変わりすぎないようにすることが大事です。

もちろん一番得意な母音が「あ」ではなく「え」であれば、
「えいえいえいえいえ〜」と発声してください。

そうするとだんだん得意な母音と同じような響きで、
不得意な母音を発声できるようになってきます。

それができるようになったら今度は「いあいあいあいあい〜」と
「あ」と「い」を逆にして発声してみましょう。

前のパターンだとトップの音が「あ」になってしまうためです。

こうすることで段々と苦手な母音の高音が出るようになってきます。

最終的にはその苦手な母音のみの発音でやってみましょう。

こうすることで母音ごとの得意不得意がなくなり、
歌の中でも発音による高音の不安定さは解消されます。

日本語というのは子音のみで発音する言語というものは存在せず、
全ての発音に母音が入ってきます。

なのでまずはその中で得意不得意というものをなくしていけるように、
日々のボイトレの中で練習していきましょう。

詳しくはこちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。