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【動画】良い響きの声とは?

2021/12/18
良い響きの声とは

ボイトレのレッスンの中で、
「歌というのは良い響きの声の方が上手く聴こえますよね?」
と言われたことがあります。

よく「声の響きを良くする」というレッスンがありますが、
少し抽象的な表現ですよね。

まず第一に
響きというのは人それぞれの好みによるところが大きいです。

ある人は良い響きと捉えている声も、
ある人から見ればあまり良い響きではないと捉えることもあります。

つまり万人に通用する正解の響きというはおそらくありません。

ただやはり喉が開いた状態で
口腔内の空間もしっかり保たれているのであれば、
良い響きかどうかというのは一度置いておいて
声自体はよく響きます。

そしてその声自体を「良い響き」と表現していることは多いです。

話は変わりますが、
この世界で音楽のジャンルというのはたくさん存在しています。

そして日本の中で一番よく聴かれているジャンルは
おそらくJ-POPというジャンルになると思うのですが、
このジャンルによっても「良い響き」の定義は変わってきます。

例えばクラシックというジャンルがありますが、
このジャンルの場合は声を極限まで響かせないといけません。

これはこのジャンルが生まれた背景などが関係しているのですが、
当時の音楽というのは電気で動く機材を使っていませんでした。

つまりマイクやスピーカーなど声を増幅させる機械がない状況の中、
何百人や何千人も入るホールで
声を客席の後ろまで届かせなければいけませんでした。

そのためにはホール自体の響きをよくした上で、
自分自身の声も身体で響かせる必要がありました。

なのでクラシックというのはあのような発声になるのですが、
現代の音楽をやる上であのような響きというのは必要ありません。

それはマイクやスピーカーなどの普及で、
小さい声でも大衆に向けて声を届かせられるようになったからです。

むしろあのような響きで歌ってしまうことで曲に声が合わず、
違和感を感じることの方が多いです。


逆にアイドルとかの曲はどうでしょうか。

しっかり喉を開いた状態で響きを作り本格的に歌うのと、
若干喉を閉め気味にして響きを薄くしてかわいい声で歌うのとだと、
おそらく後者の方がウケが良いのではないでしょうか。

このことからもわかるように、
良い響きというのはジャンルによって異なります。

なので良い響きという言葉だけで捉えずに、
まずは自分が出したい響きで歌っている歌手を探して、
その人がどういう出し方で歌っているのかを研究しましょう。

わからないのであればボイトレの中でトレーナーに聞いて、
どうしたらこのような響きを作れるのかを聞いてみてください。

自分が出したい響き=良い響き
という捉え方で日々のボイトレで追求していってみてください。


詳しくは、こちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。