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【動画】真っすぐ立つのが良い姿勢?~立ち方で変わる発声~

2020/08/19
歌う時の姿勢、どれが正しいと思いますか?

気をつけの姿勢や、足を肩幅に開いて、重心を整えてとか
意識していればこそ正解がわからなくなってくる事はありますよね。

そんなところからか普段のレッスンの中でも棒立ちで発声練習をし始める人は多いです。

ですが実際はどんな姿勢をとっていても、そのまま硬直して歌っていると
全身にも力が入ってしまい、喉も力みやすくなってしまいます


とはいえすべての筋肉が緩んでいればいいというわけでもなく、
軸だけは最低限ぶれないようにする必要はあります。

慣れないうちは綺麗な姿勢を保とうとすると、
体幹や必要な内側の筋肉を使いきれず、
軸はぶれていなくても本来姿勢を安定させるのに
必要のない外側の筋肉をガチガチに使っていたりする事が多いのです。

体は繋がっているので、例えば腹筋や呼吸に必要な横隔膜、
そこに重なるように存在してる大腰筋という腰にある筋肉や、
股関節に力が入ってしまっていたりすると
呼吸も浅くなってしまいますし、肩甲骨や鎖骨付近が固まってしまうと、
ここは喉と筋肉でつながっているので発声するとき少し苦しく感じる場合が出てきたりします。

勿論首や声帯も例外ではありません。



無駄な力が身体、喉に入っている状態で無理に発声しても
声が硬くなったり、高い声が出にくくなったり、疲れやすくなったりと
いいことがありません。

発声練習でも歌う時でも力みはなくして、
筋肉も柔らかく使っていける方がいいですよね。

なら軸だけ保って他はリラックスしているようにするにはどうするか
ですが、これは練習方法としては簡単です。

まず発声練習をする時、歌う時は軽くでいいので動いてみましょう。
リズムに乗って体を揺らすでも、足踏みみたいにステップを踏んでみてもいいですね。
兎に角体が硬直しないように少し動かしてみて下さい。

少しくらい体を動かしたからといって声がぶれるという事はほとんどないので
そこも安心して下さい。
動かしている間その場所は固まる事がないのですし、
どこかが動いていると他の場所も少なからず連動して動き、結果的に全身の硬直
を防ぐ事ができます


そうして歌うと体の力も抜けやすく
普段緊張していた喉の付近の筋肉も少し緩んであまり力まずに歌う事ができます。

それに体を動かしながら歌うと、体だけではなく精神的な緊張もほぐれやすく
発声をする事に意識を集中しすぎて力んでいる場合にも、
普段ライヴやカラオケで歌う時にも効果は大きいです。

自分にとっての発声時の脱力しやすい体の動きが、どんな動きなのかは
沢山試して比較してみて下さい。

そして硬直せずに発声していくうちにだんだんとその動きを
小さくしても脱力したまま歌えるようになっていくので是非やってみて下さい。


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ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。