ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

拗音の直音化とは？？

普段日常的に使っている言葉の中に
「シュ」や「ジュ」が含まれる単語が多くありますが
特に言いにくく、相手も聞き取りにくいものが沢山ありますよね。


＜例＞

　初出場　はつしゅつじょう　→　はつしつじょう
　　※「しゅ」ではなく「し」と発音する

　手術室　しゅじゅつしつ　　→　しじつしつ
　　※「しゅ」は「し」、「じゅ」は「じ」と発音する

「シュ」や「ジュ」が含まれる言葉で特に言いにくいものは
「シ」や「ジ」と直音化して発音しても言いのです！！



ですが、「シュ」や「ジュ」を「シ」や「ジ」と直音化して発音した時に
違う言葉や聴き間違えられる事もありますので注意しましょう。

＜例＞

　　出典　　　　⇔　　　失点
（しゅってん）　　　　（しってん）




そして！今までやってきた「拗音の直音化」＋「○○○」など
上手く重ねてあげると更に言いやすくなるものもあります！

＜例＞

　芸術　げいじゅつ　→　げーじつ

・「じゅ」を「じ」と発声
・「い」を発声せずに「ー」伸ばして発声する
『拗音の直音化』＋『言ってはいけない母音』

　摘出　てきしゅつ　→　てきしつ

・「しゅ」を「し」と発声
・直音化した「し」を無声化で発声
『拗音の直音化』＋『無声化』




「しゅ」「じゅ」を「し」「じ」に変換して発音して読むだけで
こんなにも綺麗に言える言葉が沢山あるのです。


この内容は以前、NHKさんがアナウンサー教育時に使用していたものになります。
現在NHKさんは使用していないのですが、今でも十分に有効な内容だと思いレッスン時にも使用しております。

とても発音しやすく、とても綺麗に聞こえるようになります。

是非やっていただき、良いと思ったら普段の喋りに取り入れてみてください。


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