ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

体験レッスンに来られる方のお悩みで、
ガザガザ・スカスカ声を改善したいというお悩みが多くあります。

日常で、誰かと話してる時によく聞き返されたり、
飲食店で店員さんをいくら呼んでも反応されなかったり…
歌う時には息が続かなかったり、
通る声が出ず気持ちよく歌えなかったりと、
悩んでる方いらっしゃるんではないでしょうか？

原因としては「『声門閉鎖』が上手くできていない」です。
声帯がバランスよくぶつからず、息が漏れている状態のまま発声をすると
ガザガザ・スカスカ声になってしまいます。

それを改善するための、
声門閉鎖の感覚を掴む方法はいくつかあります。

『ザ』や『ば』などの子音を使って音を取りながら
発声練習をする事によって効果が得られることがありますが、
今回、1番手っ取り早く、取り組みやすい方法というのが『Hey！』です。
Hの子音は喉を開かせやすい為、声門閉鎖に繋がりやすく、
尚且つ力が入りにくいと言うメリットがあります。

音程や長さは気にせず一度発声してみましょう。
イメージとしては、5,6メートルくらい離れてるご友人に声を掛けるようなイメージです。
ただし、叫ぶような発声にならないように注意。

あくまで1番楽に出せるポイントを見つけること。
ご自身の中で高め・低め・中間くらいなど、1番発声しやすい場所を探してみましょう。
その発声をする事によって、声が枯れづらくなったり、息が長持ちしやすくなります。

次のステップでは、発声しやすいポイントを見つけたら
その高さで「Hey！」を伸ばしてみましょう。
そうする事で声門閉鎖したまま声を伸ばす感覚が身につけられます。

「ロングトーンで伸ばしたいけど途中で息が足らなくなる」
なんて事も減ってくるのではないでしょうか。

そして音程が確立してきたら「Hey！」を使っての発声練習に移ります。
どの音程でも同じような発声が出来るように練習してみましょう。
そして感覚を掴むことができたら最後に「え」だったり他の子音も試してみましょう。

もしスカスカ声に戻ってしまったら、
単発の「Hey！」をやり直して感覚を掴み直す事も大事です。

このシンプルな発声からの流れでガザガザ・スカスカ声の改善に繋がるかもしれません。
ぜひお試し下さい！

最後に、声の出し方が色々あるように
歌い方と言うものも沢山の種類があります。

裏声で優しく声を出したり、盛り上げるために通る声を出したり…
あえて、ガザガザ・スカスカした声で歌うこともあります。

今のご自身の声が一概にダメと言うことは決してありません。
上手く自分の声をつかいこなし、歌の上達を目指していきましょう！！


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