ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

皆さんは『声門閉鎖』というワードを
聞いたことがありますか？

ボイストレーニングを受けたことがある
ボイストレーニングに興味がある

という方なら一度は聞いたことがある
ワードかもしれませんね。

『声門閉鎖』とは声帯閉鎖ともいえますが
文字通り

声帯を閉じる。

ということです。
そもそも声帯とは喉仏の後ろの辺りに
位置しているひだ状の粘膜です。


シンプルに説明にすると
この粘膜は左右で対になっており
二枚のひだがくっついたり離れたりして
肺から上がってきた息を声に変換しています。


このくっつき具合で
息を声にどれだけ変換するかが変わってきます。
ピタッとくっついていると息がしっかり声に変換されますが
声帯がしっかり閉じていないと息漏れが多い
ということなので


スカスカ、カサカサした
声になりますし、他にも


・声量が出にくい
・声にハリがない
・音域が上に上がると苦しくなりやすい
・息を効率よく使えないので声が続かない


などあまりいいことはなく、デメリットが多いです。


例外的にニュアンスとして
柔らかい声を出すときは
あえて息を漏らすためにあまり声帯を閉じない
使い方をすることもあります。


ですが基本のベースの発声としては
声門閉鎖が出来ていることが前提です。


声門閉鎖がしっかり出来ていると


・芯があり安定した声になる
・声量を出しやすい
・息を効率よく声に変換できるためロングトーンにも強い
・高音域でも声が細くならない

など発声や歌において非常に重要です。


動画では声門閉鎖が弱い声と
声門閉鎖がしっかり出来ている声の比較を
デモンストレーションしているので
ぜひご自身が声門閉鎖が出来ているかチェックしてみてください。


声帯は鏡では見えない喉の内部の器官なので
トレーニングがしづらいですが
感覚を研ぎ澄まして自由にコントロールできるようにしましょう。


実際に声門閉鎖のトレーニングをするとき
言葉のチョイスでやりやすさが変わってきます。


『あ』では出来なくても
『え』では出来たりする。


いろんな母音を試して
やりやすい言葉を見つけてください。


また『あ』行がやりづらい場合
濁点のついた文字もおすすめです。


『ぜ』『ば』『が』


などの濁点がついた文字は
声門閉鎖がやりやすい傾向にあります。


このとき声帯だけピンポイントに
閉じるイメージを持って周りの喉の筋肉が
力まないように気をつけながらやってください。


音域も低過ぎたり高過ぎたりしない
リラックスして出せる音域でやってみてください。


声門閉鎖を習得することは発声の基礎を作る
最初の1ステップと言っても過言ではないほど重要です。


ぜひ動画を参考にしてやってみてくださいね！
自分ではよく分からない方は体験レッスンにぜひお越しください！

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