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VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】姿勢を良くする3つの理由とは

2021/09/25
姿勢を良くする3つの理由とは

よくボイトレのレッスンの中でトレーナーに、
「姿勢を良くして!」と言われたことがあると思います。

おそらくほとんどのトレーナーが姿勢のことを言うと思いますし、
言わなかったとしても悪い姿勢で歌うのがいいと思っているトレーナーはいません。

ではなぜ姿勢をよくして歌わなければいけないのでしょうか。

たぶん歌というのは「姿勢を良くして歌わなければいけない」という
先入観だけでやっている方がほとんどで、
なぜ姿勢をよくしなければいけなのかをわかっている人は少ないと思います。

そうなってしまうと目的がないままやってしまうことになるので、
なんとなくになってしまい曖昧になってしまいます。

それでも姿勢をよくして歌うことはいいことなのでいいのですが、
目的を持ってやった方が効果を感じられたりコントロールしやすかったりと、
様々なメリットがあるのでこれを機に理解してください。

①重たい頭を支えるため

頭というのは身体のパーツの中で一番重たいです。
体重の約10%と言われているので、
60kgの方は約6kgでボウリングの球が乗っているのとほぼ一緒です。

そんな重い頭を支えるのに、
姿勢が悪くなってしまうと背骨でしっかり支えられなくなり、
首に余計な力が入ってしまいます。


そうなると声帯が自由に動けなくなってしまいますし、
声帯の上にある共鳴空間が狭くなって響きのない声になってしまいます。

なので姿勢を良くすることにより頭を背骨全体で支えることができます。
そうすると首に余計な力が入らなくなり上記の問題は解決します。

②気道をまっすぐにするため

気道というのは呼吸の通り道です。
呼吸というのは歌にとってとても重要な要素なので、
この気道が曲がってしまったりと非常に歌いづらくなってしまいます。

試しに頭を前に出して背中を丸めながら息を吐いてみてください。
次に姿勢を良くして少し斜め上を向くようなイメージで息を吐いてみてください。

姿勢を良くした方が息がスムーズに流れると思います。
そして息がスムーズに流れた方が歌は格段に歌いやすくなります。


③喉仏が上がるのを抑制するため

これは特に高音発声の時です。
高音を出そうとすると人間の身体の構造上、
喉仏(喉頭)が上に上がります。
そうなると喉を圧迫してしまい高音を発声しづらくなります。

なのでできれば喉仏は上がらないようにしたいのですが、
それを抑制するのが胸骨舌骨筋という筋肉です。

この筋肉は喉頭と胸を繋いでいる筋肉の一つで、
胸を張って姿勢を良くすることでこの筋肉が働き、
喉仏が上がるのを防いでくれます。


このような状態で高音を出せば、
喉を圧迫しづらくなり出しやすくなります。

このように姿勢を良くするのには理由があるので、
きちんと理解した上で日々のボイトレに役立ててみてください。

詳しくはこちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。