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VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】喉の力むを抜く方法

2021/02/17
喉の力を抜くには

ボイトレをする上で「喉の力を抜きたい」と思ってやっている方は多いと思います。

そしてその中でトレーナーに「力を抜いて」
と言われながら発声をしたことがあるという方も多いと思います。

しかし人間の身体はそう単純ではありません。
「喉の力を抜こう」と思ってしまうと余計にそこに力が入ってしまうものです。
そもそも声を出すという行為自体、喉に力が入りやすいです。

ではなぜ喉に力が入ってしまうのでしょうか。

それには主に三つの原因があります。

1.呼吸の仕方
胸式呼吸をしてしまうと絶対に喉に力が入ります。
試しに思いきり息を胸に入れるような感じで息を吸ってみてください。
胸や喉などの上半身が凄く力んでいるような感覚になると思います。

これを治すにはきちんと歌に使える腹式呼吸をマスターしましょう。

2.口の開け方
よく「口を縦に開けて」とボイトレの中でトレーナーに言われたことがある方は多いと思いますが、
下アゴがガバッと下に下がるような開け方は喉にとても力入ります。
アゴが前に出てしまっても同様です。要はアゴの位置がとても大切です。

下アゴはボーッとしている時に開いてしまうような位置で、
口を開ける際は上アゴを上に広げるようなイメージで開けるといいと思います。
そのまま自然に横も広げてあげれば力も入らず満遍なく口が開けます。

口をあまり開かなければ喉に力が入ることはありません。
開けないで済むなら喉の力みを考えるのであれば開けない方がいいですが、
高音を発声する時などは口を開けなければいけないので、
その時の口の開け方、アゴの位置などは注意しましょう。

3.姿勢
人間の頭というのは身体のパーツの中でもかなり重い部分です。
この頭を支えることに首の力を使ってしまうと喉に力が入りやすくなります。
つまり頭の位置が前に出てしまったり後ろに下がりすぎたりすると、
必要以上に首に負荷がかかり、喉に力が入りやすくなります。

現代病と言われているストレートネックの方はこれだけで喉に力が入りやすくなってしまいますね。

きちんと姿勢を正し、背骨に頭が載っている状態であれば首に負荷はかからず、
同時に喉に力は入らなくなります。

この三つの原因の中で自分は何が原因なのかを把握するためには、
鏡を見ながら発声練習してみてください。

この三つは鏡を見れば一目瞭然なので、きちんと自分の原因を把握して練習してみてください。

しかしこの三つ以外でも喉に力が入ってしまう場合があります。
それは高音発声時には少なからず喉に力が入ってしまうものです。

それは高音を出す時の呼吸と声帯の動きに関係してきます。

高音を出す時というのは息の圧力を上げるものなのですが、
その行為で喉に力は入ってしまいます。
あと声帯が薄く引き伸ばされる状態になり、
それを動かす時の筋肉が作用して、こちらも喉に力が入ってしまいます。

このように高音というのは喉に力が入る条件がかなりありますが、
高音でなくても喉に力が入ってしまう方は上記の三つが原因になるので、
自分自身できちんと原因を把握して治していきましょう。


詳しい動画はこちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。