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【動画】素早いブレスの方法

2021/02/14
素早くブレスをするには

普段歌を歌っている中でアップテンポの曲でもスローな曲でも、
歌詞が詰まっていてなかなか息が吸えないなどの悩みを抱えている方は多いと思います。

要するにブレスチャンスが少ない曲や短い曲ということですね。

今回はそんな方に向けて素早くブレスを行う練習方法やコツをお伝えしていきます。

よく歌を歌う時には腹式呼吸がいいと言われています。
しかし腹式呼吸という呼吸法は吸うスピードが遅くなってしまいがちというデメリットもあります。

ブレスチャンスがたくさんある曲や長い曲を歌う時には何とか歌えますが、
全てがそういうわけではありませんよね。

ボイトレをしたことがない方はここで胸式呼吸になってしまいがちです。
その理由は胸式呼吸の方が吸うスピードが速いからです。

そうなってしまうと息が浅くなって上半身に力が入ってしまうので声は出ません。

ではどうしたら腹式呼吸で素早くブレスが行えるようになるのでしょうか。

それはまず考え方を変えることから始めてください。

ではまず何も考えずに呼吸をしてみてください。

恐らくほとんどの方が「吸う」という動作から入って「吐く」という動作に着地します。
これが表すのは何かと言うと、
どうしても「呼吸」という言葉が付くと人間は「吸う」イメージが強くなります。

なので腹式呼吸と言われるとどうしても「吸ったらお腹が膨らむ呼吸」
というイメージで呼吸してしまいます。

確かに間違ってはいないのですが、その考えで呼吸してしまうとスピードは遅くなってしまいます。
なのでまず「吸う」ではなく「戻す」というイメージに変えてみましょう。

それではまた先ほどと同じように呼吸をしてもらいますが、
今度は吸う前に吐いてみてください。
恐らく十分空気は吐けると思います。

その時に身体のお腹の部分に力が入っていく感覚があると思います。
そしてしっかり吐ききってから今吐いた息を「戻す」という感覚でお腹を緩めてみましょう。

そうすれば自然と空気は口から入ってきて「吸った」というよりも
「戻った」という感覚に近い感じで息が入ってきたと思います。

それが歌で使う正しい息の吸い方です。
この息の吸い方だとスピードも速いので前述したような曲の中でも息が吸いやすくなります。


そして発声練習の中でも短いブレスポイントで連続したフレーズでやってみましょう。
うまく息を戻すことができていれば短いブレスポイントでも
半永久的に発声することができます。

このように普段意識している息の使い方を少し変えることで
劇的に歌が歌いやすくなったりもするので、
是非日々のボイトレの中で練習していくことで
身体に馴染ませて癖にしていきましょう。


詳しい動画はこちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。