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VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】喉が締まるとは

2020/12/19
高音を発声する時に“喉が締まって苦しい”と思った経験がある人は多いのではないでしょうか。

なのでよくボイストレーナーが「喉を開いて!」と言ったりするのですが、
具体的に「喉を開く」という行為はどういう風にやればいいのでしょうか。


そもそも「喉」とはどこの部分を差す言葉なのでしょうか。

今回はその疑問にお応えしていきます。



一般的にれる「喉」と言わ範囲は非常に広いです。
そして咽頭や喉頭と呼ぶ部分を総称して「喉」とよく言います。

今回のボイトレの中では、この「喉頭」という部分にクローズアップして説明します。


まず喉頭(喉仏が付いている部分)の動きとしては上下するものです。

高音を出した時にはこの部分が上がってしまう人が多いですね。

食べ物や飲み物を飲み込んだ時にも、この喉頭と言う部分が上に上がります。

これがいわゆる「喉が締まる」と言われている現象の一つです。
専門用語でいうと「ハイラリンクス」と言われている状態です。


喉が上がる=喉が締まると表現するボイストレーナーもいます。

なので高音発声をする時に「喉を下げて!」と言うトレーナーの方もいますが、
実際にやってみるとなかなか難しいものです。


ただ、確かにこの喉頭の部分が上がってしまうと声帯の位置も同時に上がってしまうため、
高音発声時に詰まったような声になってしまうのも事実です。


では、どうやってこれを回避していけばいいのでしょうか。



単純に喉頭を下げるという行為は実は簡単です。
喉仏を触りながら舌の根本を使う意識で下げようとしてみてください。

案外簡単に下がると思います。

ですが、高音発声時にこのような動きをしてしまうと、
舌に力が入って逆に声が出しづらくなってしまいます。

なので、喉頭の下に付いている筋肉を使って、
喉頭を下げるというよりも「上がるのを防ぐ」という意識が大切です。



高音発声時に喉頭が上がってしまうのを防ぐのに有効な筋肉が三つあります。

・胸骨舌骨筋
・胸骨甲状筋
・肩甲舌骨筋


喉頭という部分は舌骨というところにぶら下がるように付いています。
そしてこの咽頭の前の部分から胸にかけて上記の筋肉が付いています。

この筋肉を使うことによって喉頭が上がるのを少し防ぐことができます。

喉頭をその場に留めるというイメージが一番いいですね。

この筋肉は胸を張ることによって使うことができます。
よくボイストレーナーが「姿勢を良くして!」と言ったりしているのは、
この筋肉を使わせることが目的なのかもしれません。


なので、ボイトレの練習などで高音が出づらい際は、
胸をしっかりと張ってこの筋肉を使って喉頭が上がるのを防ぐというのも
一つの方法として有効です!


腕を下げた状態で胸を張る感覚がわからない方は、
腕を開いて肘を90°くらい曲げて広げるとわかりやすいかもしれません。

高音練習をする際はこの方法も試してみてください。


詳し動画はこちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。