ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

拗音の滑舌攻略法

拗音というのは「りゃ」「しゅ」「にょ」とか「びゃ」「ぎゅ」「じょ」など
それぞれ小さく「や」「ゆ」「よ」を加えて書き表す音節の事を言います。

先日生徒さんから
“「にゃ」と発音しているつもりなのに「びゃ」に聞こえてしまう”や
“「じょ」と発音しているつもりが「ぎょ」に聞こえてしまう”と相談を受けました。


皆さんならどんな練習をしますか？？

この「拗音の発音」
滑舌が悪い方は特に苦手な方が特に多いと思います。


拗音を上手く発音できない原因は大まかに分けると2つあります。

1つ目は、「りゃりゅりょ」で言うとこの「り」を上手く発音できていない。
2つ目は、「りゃ」と言わなきゃという気持ちが強すぎるのです！！


1つ目
「りゃ」で言えば「り」という言葉自体を上手く発声出来なかったり
「じゅ」で言えば「じ」という言葉自体を上手く発声出来ない様に
拗音ではない元の言葉を上手く発声出来ていない方がいます。

2つ目、特に重要です！！
「りゃ」だったら「り」と「や」を重ねて「りゃ」と発声しようと思いますよね。
「りょ」だったら「り」と「よ」を重ねて「りょ」と発声しようと思いますよね。
普通だったらそう思います！

ですが、そうではないのです！！！！

まず、「り」と「あ」を交互に「りありありあ」ゆっくり言ってみて下さい。
そして話すスピードをどんどん早くしてみてください。
そうすると「りありありあ、、りゃりゃりゃ！！」と「りゃ」になるのです！！

「し」と「お」を交互に「しおしおしおしお」ゆっくり言ってみて下さい。
そして話すスピードをどんどん早くしてみてください。
そうすると「しおしおしお、、しょしょしょ！！」と「しょ」になるのです！！

「り」と「あ」で「りゃ」と発声が出来るのです！！
「し」と「お」で「しょ」と発声が出来るのです！！


「にょ」の場合は「に」と「お」で発声する。
「びゃ」の場合は「び」と「あ」で発声する。

これは全ての拗音の発声時に同じことが言えます！


皆さんは一生懸命発音しようと思いすぎていませんでしたか？？
こんなに簡単な方法があるのです。

今日お教えした練習をする事で、
簡単に綺麗に拗音を発音する事が出来るようになるかもしれないのです。

もし苦手な拗音があるという方は、
是非、お教えした滑舌攻略法を試して練習してみて下さい！


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