ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】高音発声の妨げ「苦手な子音」の無くし方①~「ま行」の発声編~

2020/08/05
高音を出しているときに苦手な子音があると、そこだけ詰まってしまったり
声がすごく苦しそうになってしまったりする事があります。

そんな苦手な子音をなくしていこうというのが今回のテーマです。

その中でも今回は「ま行」を取り上げていきます。

「ま」という発音は一度唇を全てとじ、その後開くタイミングで発声する、という物ですが

ま行で高音が出し辛いと感じている方は、この唇を閉じたときに鼻に息が抜けすぎている事があります。

また力みがあったり表情筋が上手く使えないと、唇が柔軟に動かず連続して素早く発音する事ができなかったり
発音する時に喉に力が入ってしまうケースもあります。


ではこういった症状を改善していくにはどうしたらいいか、
代表的なものではリップロールというのもがあります。
皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
唇をプルプル振動させながら発声する、あれです。

これが最初から出来る方はリップロール発声でも勿論一定の効果はあると思います。

ですがリップロールというのはそもそも唇や下顎に力が入っているとできません
唇が自由にコントロールできないからリップロールをやろうとしても結局コントロールできないので難しいのです。


また出来ないときは唇の両端を指で補助してやると出しやすくはなるのですが
補助して出せたとしても通常時に活かせなければそれほど意味はないですし、
リップロールを出来るようにするための練習にすり替わってしまうと大切な時間が勿体ないですよね。

なので脱力の感覚を掴むのに効果はあっても、できないならやらなくても大丈夫です。


じゃあ他の方法は、どんなのがあるのかというと
例えば「ま」を早く小刻みに言う。
「まままま…」と軽く早く連続していって見てください。

これが早く言えない方は唇を大きく使い過ぎている可能性があります。
場合によっては発音する時に下顎まで大きく動いているかもしれません。
唇を大きく開閉し動かすイメージから、小さく細かく動かしてみると出しやすくなるので試して見て下さい。

このようにして唇とその周辺の筋肉を柔軟に動かせるように練習していきましょう。



早く小刻みに言えるようになってきてその感覚が掴めたら、
今度はそれに音階を付けてみましょう。
音階をつけてもスムーズに言うことが出来たらそのまま
「み」「む」「め」「も」と残りのま行も同じように練習してみて下さい。

こうしていけば苦手な「ま行」を克服出来るかもしれないのでがんばっていきましょう。


実際どんな音階をつけているか、どんな練習法なのかは動画を見て確認して下さい。


動画はこちらからチェック↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。