ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

「通る声」にするにはどうしたらいいのか？


よく、ご相談頂く内容で言うと
「滑舌が悪い、よく聞き返される」と悩みを持ち
“解決したい！”とレッスンを受けに来る方が多いのですが、
滑舌自体は悪い所が見つからず、
印象としては、全体的に声が小さく、暗いという事です。


では、原因はなんでしょうか？
それは、声が小さく、低いからです！！
声が小さく、低いが為にモゴモゴ聞こえ
聞き取りづらく、滑舌が悪いと思い込んでいる方が多いのです。

そういう方は、“暗くて元気のない人”という
印象を相手に与えてしまっているのではないでしょうか。



では、「通る声」にするには？？？

声の高さを変えてあげる
これだけでいいのです！！


＜例＞

×　「おはようございます」（低い声）
○　「おはようございます」（低い声）

※是非、動画をご覧下さい。

低い声だと暗くて元気の無い印象を受けますが、
高い声に変えただけで、聞き取りやすく明るく感じのいい印象に変わります。

なので、滑舌が悪いと思っている方も
声が小さく、低いが為に滑舌が悪いと思っている可能性があります。





そして、１つお話ししておきたいのですが、
“声の高さ”と“声の大きさ”は比例しているのです。


＜例＞

　　　　　　　　　　　　　おはようございます
　　　　　　おはようございます
　　　おはようございます

　（近）－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－→（遠）


この表のように、遠くの人話しかけるときは
自然と声が大きくなりますよね。

声が大きくなると、自然と声の高さも増していくのです！



通る声を練習する時は、
大きい声を出すように意識するのではなく高い声を意識してみましょう。
高い声を意識する事によって、声の大きさも自然に出てきて
良く通るいい声になっていくのではないでしょうか。

その通る声をベースにし抑揚をつけてあげればGOODです！！



まずは、ご自身の声を録音して
「声の大きさと高さ」を聞いて確かめてみてください。
滑舌の問題ではなく、声が小さく、低い事が原因かもしれません。


「声の高さ」を変えてあげることで
声のこもりや聞き取ってもらえないという悩みは改善されるかもしれません！



ハキハキとした明るく、通る声を目指しましょう！