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【動画】気持ちを込めると悪い歌になる?~感情で歌うとダメな理由~

2020/06/10
歌を習おうと思ってボイストレーニングのスクールに行くと
よく気持ちを込めて歌うという事を教えてくれる
という話をよく聞きます。

気持ちを込めることはもちろん大切な事ですが
最初から気持ちを込める
という練習をしていくことはどうなのでしょうか。

例えば歌についての基礎が全く無い方も沢山います。
そもそも声が出ない高音が出ない
息が持たないリズムがわからない
など色々な悩みをもっているからこそトレーニングに向かう
という人も多い中

はなから気持ちを乗せるための指導をしても意味があると思いますか?

いくら大切な事ではあっても、
どんなに気持ちを込めて歌っても、
声をコントロールする力が全然なければ
出したい声なんて出ないと思いませんか。

実際問題として声は体の一部から発せられる以上、
その筋肉のトレーニングや器官の使い方の練習をしなければ
求める声が出ることはありません。

これはスポーツでも何でも同じですよね。
例えば格闘技でも体作りもせず技も教えず、
ハートだけで勝てなんてそんな無茶な教え方は絶対しないですよね。


もしあなたが音楽スクールに習いに行って、
基礎の発声練習を全くやらずに、
歌詞の朗読などばかりをやったり、
どう気持ちを込めるかばかりのレッスンが続いているような場合は、
そこは続けるべきなのか少し考えた方がいいかもしれません。

 

色々と書いてはきましたが、
もちろん歌も最終的には、気持ちは大切だと思っています。

でもそれは、基礎力がしっかりついて
思った声色が出せて、高い声が出せて、ある程度声をコントロール出来るようになることで
表現する余裕を持てるようになってきて
そこから先にようやく到達する
歌の最終段階のお話しなのだという事です。


なので基礎のできていない初心者の時から、気持ちを込めて表現をするのはとても難しい事なのです。
   

感情を乗せる、気持ちを込めるというのはいつでもどの段階でも
意識する分にはいいとは思いますが、
それが伝わる歌になるまでは
まず地道に基礎練習からコツコツやっていきましょう。

また もし気持ち、感情を表現できるような歌手やボーカリストを目指すのであれば
あなたがこの歌手は感情が伝わってくる
と感じる歌手の方の細かな歌いまわし、
声色、音の強弱、指先の動き、マイクの位置等、
多くの事を1つずつ徹底的に確認して
何があなたにとって感情豊かに感じる使い方なのかを
研究してみることをお勧めします。




細かい内容は動画の方をチェックしてみて下さい。




動画はこちらからチェック↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。