ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

高音の発声を一生懸命練習して結果、
鼻声になってしまうという場合がよくあります。

ボイストレーニングの中でも鼻声改善の要望は多いです。

しかし、日本のプロ歌手の中にも鼻声の方は、割と多くいらっしゃいますね。
アイドルの方には特に多い現象だと思います。
かわいらしく歌おうと思うがあまり、鼻声になっていくケースもあると思います。

鼻声とは一体どんな状態なのか、そしてどんな印象の声なのか。
鼻声での発声は比較的女性に多いように感じます。
かわいらしい印象を与える事もあるかもしれません。
しかし、細い声という印象を与えてしまうのも事実です。
太い声の表現をする為に鼻声での発声を変えたいと思っている方はたくさんいらっしゃいます。

しかし、改善方法が分からずに悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか？


高音の発声は鼻にかけると音域が上がりやすかったりするので、無意識に鼻声を作りあげてしまう事があります。

鼻声は、響きが単一になって表現力の幅が狭くなってしまう可能性があります。
又、鼻声での発声は低音が非常に出にくく、歌唱表現の上で不利な事が多いです。

その鼻声に自覚があったり、無かったりと人それぞれ感覚は違うのですが、
まずは、自覚をしてから改善だと思います。

分かりやすい自覚の方法として鼻をつまんで発声するというのがあります。

鼻声ではなくしっかりと響きが前に出ていると鼻をつまんでも響きが変わりません。
一方、鼻声だと、発声した時に鼻をつまむと大きく響きが変わります。

まずはこの方法で、自分の発声の状態の把握をしてください。

分かりにくい場合は、高めに発声しながら、鼻をつまんだり、離したりを交互にやってみて
下さい。
響きも交互になってしまっている場合は、ほぼ間違いなく、鼻声です。

次に鼻声で発声していた場合には、その原因を取り除かなくてはなりません。
鼻声発声の主な原因は、舌根です。

舌に力が入ってしまうと、舌の根っこの部分が、奥まってしまい
口からの出口を塞ぎ、結果鼻しか息の抜け道が無くなる事で鼻声発声になってしまいます。

まずは発声時、舌が奥まらないように気を付けます。
気を付けても奥まってしまう方は、「ら」での発声を試してみてください。

舌の先を使う子音なので、舌が奥まりにくく、
鼻声発声の改善に役立つかもしてません。

同じく「れ」や「ろ」など、Rの子音を使った言葉でやると、同じ効果が得られる可能が
ありますので、試していただければと思います。


動画で更に詳しくご覧ください。


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