ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】喉に力を入れない~力みを取る呼吸法~

2019/06/29
発声でお悩みの方は多いと思いますが特に多いのが
喉に力が入ってしまって特に高い声の時苦しい、という症状です。


喉に力をいれると喉仏(喉頭)が上がります。
喉に力を入れる状態は物を飲み込む時とほぼ同じです。
喉仏を触りながら唾をごくっと飲んでみてください。
喉仏が上にあがるのがわかると思います。


この喉仏(喉頭)上に上がっている状態が喉が締まっていると言われる状態です。
なぜ喉仏が上に上がっていると苦しい声になってしまうのかと言うと
声を響かせるのに重要な共鳴腔のひとつである
咽頭腔が狭まってしまい豊かな響きを得られなくなるから
です。


特に高い音になればなるほどその影響は顕著で
声を出している方も聴いてる方からしても苦しい声になってしまいます。


では、どうしたら喉仏が上がり過ぎずに声を出せるのでしょうか?
発声時に喉仏が上がってしまうのは、ある程度仕方がありません。


まずは、呼吸から確認していきましょう。
声というのはそもそも呼吸の上に乗っかっているものです。


息を吐くだけで喉仏が上がってしまっている場合、
自ずと発声の時も上がってしまっている可能性が高いです。


例えば、「はー」と息を吐いてみてください。
喉仏もしくは喉頭があがりませんか?

「はー」で喉頭や喉仏が上がってしまう方は、
「ふー」と息を吐いてみてください。


「はー」に比べて「ふー」の方が喉が楽なのが分かりますでしょうか?
「はー」で喉仏が上がってしまっていた方は音からしても
鋭い音から「ふー」にすると少しマイルドな音に変わっているはずなのでよく聴いてみてください。


これは、「はー」に比べて「ふー」の方が息の通り道が確保しやすく喉仏が上がりにくいのです。
もちろんコツがわかれば「はー」でも喉仏を上げすぎることなく息を吐くことが出来ます。
無音で息の出し入れをするイメージですね。


まず、「ふー」の息の吐き方で感覚を掴んで、「はー」に応用して、
息を吐いても、喉頭や喉仏が上がらないようにしてから、
発声練習をすると喉の力みが取れるかもしれません。


注意点としては喉仏をあげてはいけない!と言う意識が強すぎて
反対に深く下げ過ぎてしまわないようにしてください。
下げ過ぎてしまうとオペラのような深過ぎる発声になることもあるので
あくまで上がり過ぎないようにフラットなポジションを意識してみてください。


多くの方が悩みを抱えている喉締め声、もしかしたら喉仏の位置が原因かもしれません。
ぜひ動画を見ながら確認してみてください。


動画はこちらからチェック↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。