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VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】音程と声量の関係

2021/06/19
音程と声量の関係

今回は高い音を出す時の「音程と声量の関係」について説明していきます。

高い声を出そうとした時に、
基本的には声は大きくなっていくと思います。

逆に低い声になるにつれて声は小さくなっていきます。

つまり音程と声量は比例しているということになります。

これは具体的にどうなっているのかというと、
高い音になるにつれて声帯にかかる息の圧力(呼気圧)は大きくなっているということです。

しかしそうなると、
高音発声時には高い呼気圧が声帯にかかっていることになり、
どうしても不安定になりやすくなります。

よく高い声がひっくり返ってしまう現象もここが原因だったりします。

なので音程が上がるにつれて声量も上がる状態を回避して、
そこを意識してトレーニングをした方がいいです。

低い音も高い音も同じ声量で出せるようになるのが望ましいです。

ただすごく高い音を単純に小さい声量で出すのは、
身体の構造上非常に難しく、
基本的には裏声になってしまうことが多いです。

なので裏声にいくかいかないかというギリギリのところで
コントロールしていくトレーニングをしていくことで、
高い音を地声で維持するのが結構やりやすくなります。


力に任せて高い音になるにつれて声量も上がってしまうと、
高い音を出せたとしても怒鳴っているような発声になってしまうので、
高音時には共鳴(どこを響かせるか)を意識して
トレーニングすると声量を一定に保ちやすいです。


例えば「ア」などの発音でトレーニングしていくと、
高音になるにつれて口が大きく開いていってしまい、
口や喉や顎など上半身に力が入りやすくなっていってしまう場合があります。

そうしてしまうと無理やり声を出してしまう原因にもなるので、
口の形が変わりにくい「イ」などの発音で発声練習するのもいいですね。

ただし「イ」で発音すると声量自体は一定に出しやすくなる反面、
口の中の空間が「ア」よりも狭くなるため高音自体が出しにくくなってしまう場合もあります。

なので色んな母音で試してみて、
声量を一定にする意識でトレーニングをすることによって
口や喉や顎に力が入りづらくなっていき、
高い音が軽く出せるようになっていきます。


普通に発声すると音が高くなるにつれて声量も上がってしまって、
上半身に力が入りやすくなり
あまりいい音ではない高音を出してしまっている方が多いです。

力が入る(特に上半身に)ということは、
いかなる場合であっても発声をする上でいい結果は生まれにくいです。

なのでこういう部分を意識しながら日々ボイトレをしてみましょう。

詳しい動画はこちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。