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DTMについて

DTM（デスクトップミュージック）とは、
パソコンで作曲をする行為の総称です。

最近はDTMer （DTMで曲を作っている方々のこと）
という言葉も出てきていますよね。

ただこのDTMという言葉があまりにも一般的になりすぎてしまったために、
最近は誰でも手軽に作曲できるという感覚になってしまっています。

確かにひと昔前と比べれば作曲に対しての敷居はかなり低くなっていますよね。

今みたいにDTMが一般的ではない時代というのは、
基本的に曲を音源化するのにはレコーディングスタジオで楽器をレコーディングするか、
MTR（マルチトラックレコーダー）というもので楽器をレコーディングするかの二択でした。

つまりどちらも「楽器が弾ける」という前提のもとでやれることでした。

しかし最近のDTMには「楽器が弾けなくても」という触れ込みをよく見かけます。

確かにパソコン一台あれば曲を音源化することは実質可能です。
ただこのやり方でやるのはマウス一つで、一音一音入力していかなければいけなくなるので、
かなり非効率ではあります。

つまり最低でも鍵盤はある程度弾けるようになった方がいいということです
（コード弾きなど）

作曲に対する敷居が低くなったことによって、
色んな方が作曲をより身近に感じられるようになりました。

もしかしたら「自分も作曲家や編曲家になれるんじゃないか？」
という夢も持ちやすくなっています。

手軽に始められる、作曲の裾野を広げるという観点から見るととてもいい傾向なのですが
現状まともにDTMをするとなると、
揃えなければいけない機材、身につけなければいけない知識などが膨大に存在するのも事実です。

決してDTMを始めるなということではなく、
簡単に誰でもというところに騙されないでいただきたいというのが本音です。

今やDTMなどで動画アップロードサイトに自身の曲をアップロードし、
それがきっかけでメジャーデビューした方もたくさんいます。

でも最終的には音楽に対して情熱がある方、
時間とお金を使って技術と経験と機材を得た方が成功しています。
どんな世界でもそうですが簡単にはその世界の成功者にはなれません。
歌の世界でももちろんそうです。

なので日々の鍛錬（歌でいうとボイトレなど）がとても重要になってきます。
そう考えると誰でも簡単にという触れ込みを鵜呑みにしてはいけないのがわかるはずです。

歌でいえばいい歌を歌えるようになりたいからボイトレをするのと同じで、
DTMも最終的にはいい曲を作りたいからやっている方がほとんどだと思います。

そのためにはまず少しずつでいいので、
必要な知識や技術をしっかりと身につけていきましょう。


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