ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

VOICE TRAINING INFORMATION― ボイトレ情報 ―

【動画】間違いだらけのボイトレ④~クラシックとポップスの発声は一緒??~

2021/04/07
クラシックとポップスの発声は一緒?

歌を始めるためにボーカルスクールや個人レッスンなどに行って、
ボイトレをするという方はたくさんいると思います。

そしてそこでボイストレーナーと呼ばれている方は、
音大出身者の方が非常に多いです。
体感上では半分以上がそういうトレーナーのような気がします。

音大出身者ということは大半がクラシックを専攻してきた方々です。
(もちろんポップスを専攻している方もいらっしゃるとは思います)

そして例えばポップス経験のないトレーナーの方に、
ポップスを教えられるということに違和感を感じてしまうわけです。

そういうトレーナーの方は発声の基礎は基本的には一緒だからと言って
ボイストレーニングを行なっていたりするのですが、
正直に申し上げて一緒になる部分は非常に少ないです。

クラシックの発声というのは歴史が非常に古いです。

簡潔に説明すると、
マイクやスピーカーなどの声を増幅させる装置がなかった時代に、
どうやって声を遠くに響かせるかということに
長い年月をかけて構築されていった技術が詰まった発声です。


その発声自体はとても素晴らしいものでありますし、
伝統として受け継がなければいけない技術ではあるのですが、
マイクやスピーカーなどの装置ありきのポップスにおいて、
果たしてその発声は必要なのでしょうか?


例えばポップス専攻でやってきたボイストレーナーの方が、
クラシックを教えるとなると凄い違和感を覚えますよね。

それと同じだと思います。

確かにクラシックとポップスでは歴史的観点から見ると、
明らかにクラシックの方が歴史はあります。
しかし「声を出す」という部分は共通していますが、
あとはほとんど違った別物です。


わかりやく例えると野球とテニスは同じ「球技」です。
ボールを「打つ」という共通の部分もありますが、
それ以外は全く別物ですよね。

それくらい違うものだと思います。

これは余談ですが、この日本で生まれた方のほとんどは、
小さい頃から「歌」というものに触れてきていると思いますし、
カラオケという文化があるので、
上手い下手を問わず羞恥心というものを考えなければ
ほとんどの方が歌えるものです。

ただそれがマイナスに働く部分もあります。

それはほとんどの人が上記のようなことを考えなければ、
「できる」と思ってしまうということです。

歌で使うほとんどの部分が自分の身体の中で行われることで目に見えないので、
実は歌というのは非常に難しいものです。


なので一歩間違えるとお金と時間を無駄にしてしまうことになりかねないので、
是非勇気を持ってご自身で判断をし、
トレーナーを変えるかスクールを変えるという選択肢を考えてみてください。


詳しい動画はこちら↓↓
ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。