ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

本当に大きい声は出ないの？？

声が小さい、声量がないと悩んでいる方いませんか？？？

実はこのお悩みは、「滑舌が悪い」と同じぐらいによく相談を受ける内容なのです。

その多くの方達がどういう状況で「自分は声が小さい」と実感したのか、
“声が大きくなりたい”と思ったエピソードで複数あったのが
「飲み会で声が通らない」でした。

“居酒屋で声が通らない”“自分の声が周りの音にかき消されてしまう”という風に言っている方が多くいたのです。


皆さんも、思い当たる節がありますか？？




では、本当に大きい声は出ないのか。

実は、皆さん大きい声を出せるのに、出した事がないだけなのです！

声の大きさや出し方というのは、
育ってきた環境、その場の環境によって変わってくるのです！

声は生まれつきだから、という風によく言う方がいますが、
本当に大きい声は出ないのでしょうか？？


＜例えば＞
船で遭難してしまい、救命ボートが少し向こうにいます。
大きい声を出して助けを求めなければいけない時、小さい声で助けを求めますか？？
最大限の大きい声を出して助けを求めますよね？？

という様に、皆さん大きい声は出るのです。
ただ、大きい声を出した事がない、出し方が分からないだけなのです。




そして、大きい声にすると“ぶっきらぼうで不自然な喋り方になってしまうので出さない”という方も多いのです。

まずは、ぶっきらぼうでも、不自然でもいいので
大きい声を出す、大きい声に慣れるという事が大事なのです！


「おーーーーい」とか「いえあおう」でもいいので
ご自身が大きい声が出しやすい言葉を使って練習をしてみて下さい。


ここで大きい声が出た方は、その声を維持したまま
「お疲れ様でした」や「おはようございます」など普段使う言葉も練習してみて下さい。


もちろん、この練習でなかなか大きい声が出ないという方もいらっしゃると思います。
直接見ていないので原因は定かではありませんが、低い声で練習してしまっているからかもしれません。
声が低いと声を大きくしても、大きくなった実感があまり得られない事があります。

なので、基本的に声を高くすると自然と声量も増すので
“ご自身が思う少し高めの声で練習”するといいかもしれません。




今回の重要点は、ぶっきらぼうでも不自然でもいいので
大きい声を出す、大きい声に慣れるという事です！
大きい声や出し方に慣れてきてから、実用的な喋り方に整えていけばいいのです。


「大きい声が出ない」と悩んでいる方の中で1番多い原因は、
大きい声は出せるのに、出した経験がないだけなのです。


まずは、発声練習や例文を読んでみるなどぶっきらぼうでもいいので繰り返し練習をし、
「大きい声で喋る」という事だけに集中してやってみてください。


そして、大きい声が出せる様になったとしても、そのままだとただの大声になってしまうので、
抑揚や無声化などをつけて喋る練習をする事によって、
その大きい声が実用化され、普段の会話に活かせるようになっていきます。

是非、試して練習してみて下さい。


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