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【動画】低音域を広げるボイストレーニング法③~"まちがいさがし"編】~

2020/05/02
低音の練習は難しく感じませんか?

男女共に最初高音域を出したくてトレーニングを始めた人でも、
高い音が出せるようになると
次に上手く行かないと苦労するのは低音の事が多いですね。

ですが女性の場合は最初から低音が出し辛い
という理由でトレーニングを始める方もいます。


では男性と女性に出しやすさの違いはあるのでしょうか。




これの答えは簡単ですね。

男性の方が低音域は出しやすく
女性の方が比較的難しく感じるケースが多いです。


そもそも男性と女性とでは日常的に出している声の高さが違いますよね。
これは声帯の長さに関係があります。

日本人の場合男性の声帯の長さは約2.5cm
それに対して女性の声帯の長さは約1.6cm

また長さだけではなく質量も男性の方があるので
低い音が出しやすいのです。


逆に言うと女性の方が声帯が短いので
すぐに声帯を限界まで伸ばす事ができるとも言えます。
女性の方が裏声が得意であったり
きれいに出せたりという理由の大きな部分がこれですね。

このように低い声が出しやすいかどうかは
個体差も含めた体の構造の違いで大きく変わってきます。


この違いを理解した上で
低音の練習方法を考えましょう。

低音を出すときは声帯が縮み、分厚く太くなります
その厚みの分、発声時に空気は多く抜けてはいきませんので

出す息の量や圧力を少なくし
弱く微かに声を出すように
して練習をしていく必要があります。


そして出す感覚を掴んでから
少しずつ息の量と圧力を増やしていき
響きのある音にしていきます。

喉に少し力を入れ
喉がすこし締まるような感覚で出すことで出しやすくなる方々もいます。

ただ声帯という筋肉を縮めきるときに
このような感覚になる
ので
喉を力ませたいわけでも、
喉締めが良いというわけでもありません

少し喉仏の辺に力が入っているのを感じる程度だと思ってください。


このときによくあるのは
首が前に出過ぎていると首の角度の影響で
声帯が動きにくく出しづらくなってしまうので
最低限の姿勢は気を付けておくのも
意識するといいですね。


歌の中で使う前に軽く低音を出しておいて
この感覚を掴んだら歌の中でも試してみましょう。


発声してみて、歌ってみていかがでしょうか。

ある程度感覚が掴めていれば
あとは地道にコツコツとその感覚を養っていくのみです。

ゆっくりと小さく息と声を出し低音を出す。
自分の出る最低音の更新を目指して見るのもいいですね。
是非トレーニングを積んで
高音も低音もコントロール出来るシンガーになって下さい。



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ACCESS

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【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。