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【動画】呼吸から見直すボイストレーニング⑤~呼吸の筋力編~

2019/10/30
今回は呼吸編の第5弾!
いよいよ実践での歌!で使う呼吸のテクニックをお伝えしたいと思います。

歌を歌うということは呼吸を上手に循環させ続ける作業ともいえます。


呼吸のやり取りが上手くできていないと
ロングフレーズや歌の途中で息が足りなくなって苦しくなる。

ということが起こってしまいます。
それを防ぐために多くの方がやっているのが

ブレスポイントを決める。
ということです。


ブレスポイントとは息を吸う箇所ということなのですが
歌詞カードにチェックマークを入れて『ここで吸う』と決めきっている人も多いのではないでしょうか。


もちろん、なかにはその方法で上手くいけたという方もいらっしゃると思いますが、
せっかく決めたのに歌っていると苦しくなってしまう・・・。
と思ったことはありませんか?


このブレスポイントを決めて歌うやり方はあまりお勧めしません。
なぜなら、そのブレスポイントで息を吸おう!と意識してしまうからです。


前回までの呼吸のお話でも何度かお伝えさせて頂きましたが、
歌の呼吸は吸うというよりも、

吐いた分の息がただ肺に戻ってくる
ということを意識したほうが身体に無駄な力みが生じにくく呼吸の循環が上手くいきやすいです。
過度に吸い込もうとしてしまうと胸や喉が苦しくなって肩があがったり、却って呼吸の循環の妨げになります。


喋っているとき少し長い話もわざわざブレスポイントを決めないでも話し切れますよね。
確かに必要な声量やテンポなどは違うので全く同じとは言えませんが原理は一緒です。



この意識せずとも自然に呼吸ができている状態を目指しましょう。
そのポイントは、

歌のフレーズとフレーズの隙間で使った息を自然に戻すという事です。


フレーズが終わった後、次のフレーズのギリギリまで息を止めている経験はありませんか?
チェックマークがついてると、なおさら『あそこで吸うんだ!』という意識が働いてしまうこともあるかもしれません。



そして、次のフレーズの頭であわてて息を吸って歌う・・・
これでは、まともに空気が入らないですし、フレーズの歌い出しも遅れてしまいます。


フレーズを歌い終わった後、喉が開いている状態をキープできていれば、
空気は自然に肺に戻っていきます。



歌い手は息の通り道を確保してあとは体の自然な働きに任せたほうが呼吸がスムーズにいくということですね。

 
意図的に歌詞にブレスポイント
を決めるよりも楽に歌えるかもしれません。
ぜひ、一度試してみてください。



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ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。