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【動画】呼吸から見直すボイストレーニング①~胸式&腹式呼吸編~

2019/10/12
歌=腹式呼吸
と、なんとなくイメージを持ってる方も多いのではないのでしょうか?
腹式呼吸
というワードは歌の世界のみならず幅広く浸透しているワードだと思います。


しかし、腹式呼吸とはなんなのか?
本当に歌にいいのか?
実際の部分はよく知られていなかったりします。


今日はそんな呼吸についてお伝えしたいと思います。
当たり前のことのようですが

歌において呼吸はとても重要です。
まず声は絶対的に呼吸に乗っかっています。


呼吸を思うように操れなければ声も自在に操ることはできません。


そんな呼吸ですが呼吸法は大きく分けて2種類あります。

胸式呼吸腹式呼吸
です。

それ以外の分類しがたい呼吸もありますが、大きく分けるとこの2つです。


胸式呼吸=ラジオ体操の深呼吸がイメージしやすいでしょうか。
息を吸い込むと肩や胸が上がってみえます。背中が伸びる感覚を持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。
お腹はどちらかというと吸った時少しへこんで吐くと元の状態に戻る感じですね。


胸式呼吸は主に肋間筋が動き、
肺の上の方に空気が入るので、胸や肩が上がりやすい状態です。



腹式呼吸=ズバリ寝ている時の呼吸です。
もしピンとこなければ目を瞑り横になってリラックスして呼吸してみてください。
ほとんどの方はそれが腹式呼吸になっているはずです。
胸式呼吸と違って胸や肩が上がるのではなく
お腹のあたりが息を吸うとふんわり膨らみ吐くと戻るようになっています。


腹式呼吸は息を吸い込んだとき肺の下にある横隔膜が押し下げられ
それによってさらにその下にある内臓が周囲にせり出している状態です。


歌に腹式呼吸が向いていると言われているのはなぜなのか?



一般的に歌には腹式呼吸がいいと言われていますがそれは、
胸式呼吸が向いていないとも言えます。


胸式呼吸の特性上、空気を肺の上の方に保ち胸や肩が上がることになりますので距離が近い喉にも圧迫がきます。
圧迫されると、もちろん力んだり苦しくなったりするので歌には向かないということです。



一方で、腹式呼吸は喉の圧迫が無い為、発声に向いているとされていますが、
押し下げられた横隔膜は元の位置に戻ろうとする働きがあります。
もちろん横隔膜が戻ると息は抜けてしまいます。


息を保とうと喉を使ってしまう方が多いのですが、
そうするとせっかくの腹式呼吸なのに胸式呼吸のように喉が苦しくなってしまいます。


それでは、あまり意味が無いので、腹式呼吸を発声に使う為には、
喉を開いたまま戻ってこようとする息を押さえつけておく為の支え
という技術を併用しなくてはなりません。



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ADDRESS
東京都港区港南2-2-13 清水ビル3F
ACCESS

品川駅港南口 徒歩1分
【品川駅】JR在来線改札を出て、
東西自由通路を港南口に進みます。

通路を通り抜けるとエスカレータがあり、
そこから降りると駅前広場に着きます。

その先正面に見える【吉野家】【やきとり鳥一】の
右脇にある道に入ります。

20mほど進むと、左側にある一階に丼ぶり屋【幸丼】が
入っている清水ビルの3階です。