ボイストレーニングの方法や、滑舌・話し方に関するお役立ち情報をお届けします

ボイストレーニングとボーカルレッスンの違いとは？

歌が上手くなりたい。

・そう思ってレッスンを受けているけど今自分が何のためのレッスンをしているのか実はよくわかっていない。
・これからレッスンを探したいけど、どういう基準でスクールを選んでいいかわからない。


歌を習うといっても主にボイストレーニングとボーカルレッスンに分かれます。

ボイストレーニングとボーカルレッスン。
一見、一緒のように見えますが本質的なところは違います。

ボイストレーニング
発声を育て、整えることに重きを置いています。

ボーカルレッスン
歌のディレクションに近い。
歌い回しや表現をレクチャーすることが多い。


ボイストレーニングは基礎、ボーカルレッスンはいわば応用です。


スポーツに例えると分かりやすいかもしれないです。
ボイストレーニングは日々の練習。
ボーカルレッスンは実践。
ライブやレコーディングなど本番は試合。


どんな競技も日々の筋トレや走り込みなど練習の積み重ねが必要ですよね。
試合だけしかしない選手などいません。


歌も一緒でボイストレーニング という基礎を積み重ねることが重要です。

呼吸、姿勢、口の開け方、重心のかけ方、共鳴のさせ方、脱力、声帯のコントロールetc..
などを体に覚えさせて


安定した声が出せるようになり、音域が上にも下にも広がり、声色のバリエーションが増え、音程をジャストで当てられるようになり、音圧を自由に操れるようになり、ビブラートなどのテクニックを使えるようになり、etc..


これらを習得して初めて歌いたい歌が歌いたいように歌えるようになります。
このように歌に必要なことはボーカルレッスンではなくボイストレーニングで培われます。


なので、歌だけを何回歌ってもボイストレーニングをしないと上達はなかなか見込めません。
むしろ、よくない癖がどんどん悪化してしまうことも考えられます。


発声が安定しないうちは、ボイストレーニングをメインに声作りにフォーカスするといいでしょう。
少しずつ慣れてきたらボーカルレッスンを取り入れて歌の実践にも挑戦しましょう。
その日の調子などで今日はボイストレーニングをしっかり！
とか、レコーディング前だから今日はボーカルレッスンをメインに。


などその都度で変えてもいいと思います。
トレーナーさんと話し合って下さいね。

やみくもにレッスンを受けるのではなく、
どういう目的でどのメニューをやっているのかをしっかりと把握すると上達が早くなります。

ボイストレーニングとボーカルレッスン
必要なのはどちらでしょうか？




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